診療放射線技師になるには、診療放射線学科などの学科がある大学や専門学校に進学する必要があります。文部科学大臣指定の学校で、基礎的な知識や専門的な知識、必要な技能を身につけていきます。4年制大学なら4年間、短期大学や専門学校なら3年以上の履修期間が必要です。学校を卒業することで、診療放射線技師の国家試験の受験資格がもらえます。診療放射線技師国家試験は、東京都、大阪府をはじめ、北海道、宮城県、愛知県、広島県、香川県、福岡県などで実施されます。試験地や日程については、チェック漏れがないようにしっかり把握しておきましょう。国家試験の試験科目は、基礎医学大要、放射線物理学、エックス線撮影技術学、放射線計測学、放射線治療技術学など多岐にわたります。比較的合格率は高くなっていますので、それぞれの科目について基礎からしっかり学んでおきましょう。国家試験に合格すると合格証書が届きますので、住所のある自治体の保健所に免許の申請を行います。申請することで名簿に登録され、厚生労働省のwebページから確認できるようになります。国家試験の合格が決まった後は、各自で申請を行わなければ免許の取得ができません。不備などがないように、手続き方法についてよく確認しておきましょう。免許取得後は、診療放射線技師として業務を行えるようになります。病院、クリニック、診療所などの医療機関での就職活動を開始しましょう。診療放射線技師への需要は多くなっており、比較的求人も多く出ています。